MADE IN HEAVEN―Kazemichi (幻冬舎文庫)
主人公「姫島風道」が15歳の時にトラックに跳ねられ大事故に遇う。
幸いにも一命を取り止めるが、
自分の体は人工物(皮膚:シリコン、骨:チタン、目:CCDカメラetc)となり
五感と生きる欲望もなくただ生きてる自分がいた。
果たして自分は人間なのか?家族とは?人とは?等を、恋人(樹里)が出来る事で変わっていく風道。
やがて自分の中の機械の寿命を知り、
限られた時間の中で自分で出来る事は?人間であるという心の証明を得ようとしていく
衝撃的な作品です。
これは、風道の視点から書かれた小説で、恋人樹里から見た小説
MADE IN HEAVEN―Juri
も同時に刊行されていて、2冊で一つの作品です。
桜井作品でも秀免な作品です。